推しで人生が変わった話!南野さんは「ガンダムSEEDで人生変わりました!」(前編)
K2マガジンライターmiwaです。
今回の企画はですね、ガンダムSEEDを愛するあまり、人生そのものまでが全て影響されてしまったという方にフォーカス!!
この方、K2のWEBサイト関連事業にプロボノ(職業上のスキルや経験を生かして取り組む社会貢献活動のこと)として、知る人ぞ知る感じで関わってくださっていたのですが、前期の打ち上げの飲み会で明らかになった、南野さんの推し活の突き抜けぶりがかなりのもので。
これは大変なことだ!!
こんな稀有な人を埋もれさせておくわけにはいかない!!と大騒ぎになり。
ぜひK2クラブハウスへ!!という熱量のままセッティングとなった次第です。
たかがアニメ、されどアニメ。推しで人生変わった以上の清々しいまでの作品への愛ですよ。
それでは南野さんに全開モードでガンダムSEEDと推しへの愛を語って頂きましょう!張り切ってどうぞ~~!!
あ、インタビュアーはK2クラブハウスでおなじみの名物司会しんたくんです。ノーマル、逆シャア、閃光のハサウェイチラシバージョンのアイコンの変化もお楽しみください♪
会場はおなじみ、2DメタバースのMetalifeからお届けしました!
えー、では、南野さんご自身について、かんたんに教えて頂けますか?
初めまして、南野由佳と申します。普段の仕事はウェブ制作系のIT会社で、ウェブ制作寄りの部署に所属しておりまして。プロデューサー兼ディレクターをやっています。ディレクターについてはクリエイティブ寄りの方のアートディレクションをさせて頂いています。
K2さんとはウェブの施策の展開である保護者様向けのサイトだったり、ウェブ制作関連のご支援をプロボノとしてボランティアとして参加させてお手伝いさせていただいています。よろしくお願いいたします。
K2の保護者向けサイトの改良など、力を貸してくださりありがとうございます!まず南野さんとガンダムSEEDの出会いからちょっとお聞きしてみましょうか。
ガンダムSEEDとの出会いはもう本当に放送当初の2002年で、私がまだ小学1、2年生の頃でした。父親がもともと宇宙世紀シリーズカンダムオタクだったので英才教育を受けており、アムロとシャアのゲーム系から自然な流れでガンダムSEEDが放送されるというところで見始め、放送当初からリアタイで見ておりました。
日曜日の五時から毎週楽しみに見てはいたんですが、その時は低学年だったので、そこまでではなかった。
でも、ある日突然高学年になって「あのアニメって何だったっけ?ガンダムなのは確かなんだけど、なんかもう一回見たいかも」と突然思い出して。
DVDを見だしたら、こんなにも深い作品だったんだ。すごい面白い、カガリがかなり可愛い!みたいな感じでドハマりして、以来もうずっと二十年間ぐらい大好きな作品はずっと揺るがず。永遠の推し作品、推しキャラをガンダムSEEDで貫き通している人生を過ごしてます。いや、これを超える作品が逆にないんですよ。ガンダムSEEDを超える作品がないっていうのと、カガリというキャラを超える作品がないっていう感じです。熱量はもう父を超えました。
お父さんも、お父さんと一緒に何度も見てくれる娘のこと、嬉しかったんじゃないでしょうか。英才教育が実り、推しが生まれた瞬間ということで。
そんなガンダムSEEDってどんな作品なのか教えて頂けますか?
そうですね去年、今年ちょっと映画を20何年ぶりにやっていて。ガンダムSEEDシリーズは三部作あるんですけど、今回映画をやるにあたってスペシャルダイジェストができました。その予告動画なので、端折られている部分もあるんですけど、なんとなくこんな作品というのがわかると思うので、見てもらえればと思います。
HDリマスター版全48話をぎゅーっと凝縮!!『機動戦士ガンダムSEED』スペシャルダイジェスト(Na.西川貴教)
HDリマスター版全50話をぎゅーっと凝縮!!『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』スペシャルダイジェスト(Na.西川貴教)
詳しくどういう人たちが出てくるのかとか、どんな作品なのかっていうのを説明いただこうかなと思うんですけど、人物相関図のところをみんなで見ながら説明をお聞きしてみたいなと思うんです。
まずガンダム作品基本、戦争のアニメだなと思われがちなんですけど、実は人と人との関わり方、人種問題をトピックとしているアニメになってます。相関図を見ると理解しやすいと思います。
作品中の世界では対立関係にある「地球連合軍」と「ザフト」が戦争状態にあります。
地球連合軍は人間として自然体で生まれてきた“ナチュラル”が所属する部隊で構成されています。ザフトはいわゆるデザイナーズベイビーと呼ばれる遺伝子操作をされた人種が多く所属しています。作中ではコーディネーターと呼ばれています。
主人公はキラ・ヤマトという少年で、地球連合軍に所属しているのですが、実はコーディネーターなんです。
そしてもう一人の主人公が、アスラン・ザラという少年です。彼は敵であるザフトに所属するコーディネーター。この二人が戦っていくお話なんです。
作中には第三のオーブという中立国が存在するのですが、キラとアスランは元々オーブ国出身。オーブではコーディネーターもナチュラルも共に暮らしている。キラ自身はコーディネーターだけれども、ナチュラルの親友が多くいる。でも、戦争が起こったことによって、友達を守るために地球連合軍のガンダムという武装したモビルスーツに乗り、戦うことを余儀なくされてしまった。
その戦いの中で、二人の主人公であるキラとアスランは、戦地で運命的な再会を果たします。実はキラとアスランは一緒に学校に通っていた幼馴染で。
それからというもの、二人は自分自身の友達と戦わなければいけないことに悩まされながら戦っていくというストーリーになっています。
オーブは現代風に言うと武装中立国。地球連合軍、ザフトのどちらの味方もしないし、どちらの戦争にも介入しないスタンスですが、戦力で言えば小さい国に見せかけつつ最強の国と呼ばれている。
さすがの完ぺきな説明ですね…そんなガンダムSEEDですが、南野さんの人生にどう影響を与えたのでしょうか?
本当に人生を揺るがされている作品になっています。
なぜ好きなのか。この作品、冒頭にもお話しさせていただいた通り、ただの戦争アニメじゃなくて、人種間の問題にフォーカスしたお話になっているというところ。そこが一番好きだなと思っています。
それだけではありません、この作品は2002年のアニメなので、イラク戦争などの社会的な課題を視聴者に知ってもらいたいとの思いもあり、当時の福田監督が制作した経緯があるそうです。アニメというクリエイティブな作品を通して、社会課題を訴えていくことは、かなり効果的な手法だと私は強く思っています。
特に取り上げられているのは核兵器の問題。それからクローンの問題。
人間の遺伝子をコピーして同じ人間をもう一人作る、コーディネーターと呼ばれるデザイナーズベイビーの倫理上の問題も取り上げています。
様々な社会課題を取り入れて、単純に戦争のアニメではなく、観た人が考えさせられるようなストーリー展開になっているところが、何度見ても幾つになっても深い作品だなと感じています。
私は小学校高学年ぐらいからすぐハマり始めて、中学生の時からガンダムSEEDの作品を通して、「戦争って何なんだろう?平和って何なんだろう?」と考えるようになって。
その影響から、高校から受験先を国際学科のある学校を志望して、大学では平和学を専攻して学びました。
私の人生設計や夢に影響を与えてくれた作品です。
多感な時期に作品と出会い、社会課題を訴えるメッセージをストレートに受け取り、さまざまなことを考え、実際に専攻にまで影響を与えるきっかけとなり。それが今も継続しているのはすごいことですね。
そんな一途な南野さんのズバリ、推しを聞いてもいいですか?
オーブ国にカガリ・ユラ・アスハという少女がいます。この女の子に私は人生を狂わされました。
この子みたいになりたい!推しそのものになりたい!と憧れています。尊い、尊敬してる、大好きなんです。推しになりたいと思って歩んできたこの27年間ぐらいです。
激アツですね~!現時点で、カガリ様にどれぐらい近づいてきた感じがしますか?
40%くらい(笑)
カガリはオーブ国のお姫様なんですね。姫であるのに、自ら戦場に飛び込みフィールドワークをして戦況を学んだり、ガンダムに乗って戦争を止めるために動くこともできる行動力のあるかっこいい女性なんです。同時にアスランという運命の男の子に出会い、女の子らしいかわいらしい一面も見せたりする。
あとはちょいネタバレなんですけど、実はカガリと主人公の一人であるキラは生き分かれた双子のきょうだいで、それが物語の途中で明らかになる。カガリは幼馴染で敵同士になってしまったキラとアスランをつなぐ役割も担うんです。国の仕事ではなく、身近な人と人との関係も仲介できる。周囲の人を安心させたり、笑顔にしてあげられるような存在だというところが、すごく素敵だなと思っていて。人柄にも、実際の行動力にもすごい憧れています。
カガリ様への熱い愛が伝わってきますね。なかでも一番尊敬してるところはどこでしょうか?
どうだろう、平和を愛し、平和を作るために何でもしようとする真っ直ぐな行動力と、自分の幸せよりも国の幸せ、国民の幸せのために仕事する姿がすごくかっこいい。
この画像を見てもらえるとわかるんですけど、この前、ガンダムSEEDのキャラクターランキング企画がありまして。なんとカガリ様が主人公アスランを差し置いて堂々の一位になってしまったということがありまして。
オーブの国のカガリ様のファンのことを国民って言うんですけど、この投票により、つまりオーブ国民がかなりいるということが確証されまして。
南野さんもオーブ国民ですか?
私はオーブ国民なんですけど、オーブ軍所属のカガリ様親衛隊あたりが希望です(笑) 側近がいいです。
側近は普段だいたい何をしてるんですか?
秘書ですかね。あとは勝手に護衛してますね。まあ最強の護衛はもういるんですけどね。
幸せそうですね、それ。
幸せですね。ずっと眺めてられる(笑)
推し具合がですね…本当にすごくて!
さっきちょっとお聞きしたんですけど。この写真ね、ちょっとどういう写真なのかを教えてもらってもいいですか。
おおお~~~!!なんだかすごい写真が現れましたが、これはいったいどういうことなんでしょう!?すごい数のグッズに、パネル、そして奥の方にはケーキらしきものが…!!
ガンダムSEEDに関係ないものが一切映り込んでいないというすごい絵面ですが…