石巻で生きる!
こんにちは!
K2石巻に移住してから早11年。
数年前にこの地でK2のスタッフにもなり今に至る、菊澤卓司という者です。
初めて原稿を書かせてもらうのですが、一番に気づいたことは・・・
自分文章力がマジでない!💦
語彙力のなさに同じK2石巻の上司とも爆笑しました!
自分のコンプレックスも笑い飛ばせばオールオッケー♪
気軽に行きましょー!
ってことで・・・
今自分は石巻市の梨木畑という地域にあるK2の共同生活寮でスタッフとして暮らしています。石巻は宮城県にあり、梨木畑はこの辺です。
目の前が海!裏が山!鹿さん山から登場し放題!
という自然豊かで素晴らしい土地に住んでいるのですが、
近年、問題になっていることがあるんです。
田舎でありがちな問題なのですが…そうです、
過疎化・高齢化です。
僕が梨木畑に来た時から、人が住んでいる家が50軒ほどまでに減っています。
元々60軒ほどが連なる地域だったので、要は5分の1の人口が減ったということです。
東日本大震災の被害で取り壊す家も多々あり、更地もたくさんあります。
若い人はみんな都会の仙台や東京へ行ってしまう。
そんな限界集落といえるこの梨木畑で、面白いことが2015年に起きたんです。
僕らの共同生活寮のお隣の80代のおじいちゃんが僕らに
空いてる土地があるんだげど、畑さ一緒にやらねーか??(石巻弁)
こちらのおじいちゃんは80過ぎても縄跳びを毎朝飛ぶというスーパーじいちゃん。
当時のK2のスタッフは、めっちゃ面白そう!
と思ったかどうかは定かではないが、
一緒にやりましょう!
と返事をし、僕たちは生涯関わることがなさそうだった農業の世界に入り込みました。
なにやら、震災で家がダメになり、更地にした土地を無償で貸してくれるとのことで、万々歳でその土地へ行ってみると・・・
ヤベー、なんだここ…
パワフルじいちゃんの前では言えなかったが、想像を絶する土地だった。
要するに草だらけ!しかも自分の背丈より高い!
その時パワフルじいちゃんに草刈り鎌を渡され、
鎌…💦
はい、これで!
と。その時のじいちゃんの笑顔はいつまでも忘れない・・・。
その時のK2石巻のメンバーは全員20代!
若さで乗り切り、なんとか草刈りを終えました。
よーし野菜を植えよう!
と思っていたら大間違い!
土作らねばだめだ!柔らかい土でなきゃだめだ(石巻弁)
この草がなくなった土地を掘り起こして、肥料を混ぜなければ、野菜の育つ土にならないとのことで、待ってました!重機登場か!?と思いきや・・・
はい、これで!
大きいスコップを渡されたときのメンバーの表情を今でも忘れない・・・
その時のK2石巻のメンバーは全員20代!
若さで乗り・・・きれんだろ!💦💦💦
石がたくさん出てくる!
いや、これは岩だろ・・・
岩だろ…
元々家が建っていたので当たり前ですな。家の基礎のコンクリートがわんさか出てくる。それを掘り出して、端っこに運ぶ。
人生で初めてここまで重たいものを持った!というメンバーもいました。
その作業がほぼ毎日行われました。
何とかそこも乗り切った僕たちは肥料を買い、土に混ぜ、少しづつサラサラした栄養たっぷりの土に代わっていくのを肌で感じた僕たちは純粋に感動していました。
気がつくと、梨木畑の方々が何名も手伝ってくださっていて、老若男女、みんなが集まって、楽しく畑仕事ができる場所となっていました。
そして待ちに待った野菜の苗を植える日。
たくさんの方々と一緒に苗を植えて、楽しい時となりました。
最初はどうなることやらと思っていましたが、みんなで協力をして作った畑を目の前に、僕らはとても嬉しく思ったし、とても達成感がありました。
僕は生きづらさを抱えてどうにもならなくなり、11年前にK2石巻に来ましたが、この畑作りは今でも原稿にできるくらい鮮明に覚えていました。
そんな体験は生涯ありません。
お腹も本気で空いて、たくさんのご飯をみんなと一緒に食べました。
今思えば、まわりの方々や当時のK2スタッフの方々に感謝ですが、それ以外に、
石巻の事を何も知らない石巻へ行く!と決断した自分に対して、
ナイス!
と言いたいですね♪
今後も石巻の事をこちらのK2マガジンに発信していきたいと思います!
また見ていただけたらありがたいです!