生まれる前から、推していたのかもしれない。
登場人物
しんたくん:団塊世代。パヒュームをこよなく愛する。
よしと:Z世代。アイドル全般好き。一時は私立恵比寿中学にハマり現在はFRUITS ZIPPER推し。
よしとさんはひきこもりの経験があり、後述する南部ユースプラザに繋がりました。 ひきこもっていた時にアイドルに元気をもらい救われたとのこと。今回はよしとさんに企画をしてもらいました。
参加者の皆さん:今回のイベントに視聴者として参加。発言は自由なので色々お話しいただきました。
とある木曜の午後。Metalifeにある、なんぷらクラブハウスでは「なんでも博覧会」と名づけられたイベントが開催されていた。
この日のテーマは「女性アイドルの変遷」。
でも実際に語られたのは、――よしとの半生――なのであった。

しんたくん
「はい、始まりました。なんでも博覧会。今日のテーマはアイドル史です。ゲストにアイドル好きなよしとさんをお招きして、興味ある人もない人もみんなで話していきたいと思います。」
1980年代アイドル
しんたくん
「じゃあ、まず80年代からいきましょうか。よしとさん、この頃は……?」
よしと
「えーと……生まれてないですね(笑)」
しんたくん
「ですよね(笑)。」
よしと
「でも、女性アイドルの歴史の中で外せないのは松田聖子 さんかなって思います。」
しんたくん
「名前は知ってるって人?」
(会場、ほぼ全員うなずく)
「じゃあみんなで一曲聞いてみましょうか」

松田聖子オフィシャルYou Tubeチャンネルより
よしと
「この時代って、やっぱりテレビですよね。お茶の間で、家族みんなで観る、みたいな。」

参加者Aさん
「音楽番組が普通にあったもんね。」
よしと
「なので、今みたいに“自分のスマホで”じゃなくて、“みんなで観るアイドル”って感じですよね。」
しんたくん
「確かにそうだね。生まれてないのに、ちゃんと語れるのすごいな(笑)。」
1990年代 アイドル
しんたくん
「つぎは90年代ですね。ちなみに、よしとは生まれた?」
よしと
「はい。……2歳とかでぼんやり覚えているのがあるんですよね。」
しんたくん
「え?2歳で?」
よしと
「いや、ちゃんとじゃないんですけど。テレビでモーニング娘。 を見た記憶があって。」
しんたくん
「みんなはモーニング娘。って知ってる?」
(会場、ほぼ全員うなずく)
よしと
「これもみんな知ってそうですね。」
しんたくん
「じゃあ、これも一曲聞いてみましょうか。」

モーニング娘。オフィシャルサイトより
参加者Bさん
「1990年代がモーニング娘。って、そうだなってなる人と、そうなの?ってなる人がいるような気がするんだけど」
よしと
「そうですね。ちなみに、90年代って、アイドル冬の時代っていうんですよ」
参加者Cさん
「そうだった。おにゃんこクラブが卒業してからずーっと冬の時代で90年代の終わりにモーニング娘。がでてくるんですよね。」
しんたくん
「そうか、モーニング娘。がようやくでてくるのは90年代の終わりなんですね。」
2000年代前半アイドル
しんたくん
「次はちょっと刻みまして、2000年代前半ですね。よしとさんは6,7歳くらいになるのかな。印象に残ってるアイドルはいます?」
よしと
「ミュージックステーションで松浦亜弥 さんを見てました。」
しんたくん
「おお、あやや。じゃあ、一曲聞いてみましょう。」

アップフロントチャンネルより
「中毒性のある曲だなー。ずっと聞いちゃいますね。一旦このあたりで止めましょうか。」
よしと
「この頃は……iPodとか、ガラケーとか出てきましたよね。」
しんたくん
「音楽の聴き方が変わった?」
よしと
「まだテレビ中心なんですけど、イヤホンで“自分だけで聴く”感じが出てきた時代かなと。家族で観るけど、少しずつ“自分の中のアイドル”になっていく感じでした。」
しんたくん
「他の参加者にも聞いてみますか」
参加者Dさん
「ぼくも聞いてました。アルバムで」
しんたくん
「おー、やっぱ、あやや、聞かれてますねー!」
2000年代後半アイドル
しんたくん
「次は2000年代後半。ここは2グループありますね。」
よしと
「まずはももいろクローバーから聞いてみてください。」

stardustdigitalより
しんたくん
「この曲あまり知らないかも」
よしと
「いま聞いていただいたのは、インディズ時代のももいろパンチという曲でこの後メジャーデビューします。メジャーデビュー後の曲のほうを紹介すれば良かったかな。でもこの曲好きなんです。」
しんたくん
「ここは、もう1グループあるね。」
よしと
「そう、もうひとつは、一世を風靡したAKB48です。東京の秋葉原に自分たちの劇場があって、地道に活動していたところからテレビに出るようになって。」
参加者Cさん
「握手会、握手券というシステムが有名だよね。CDを1枚買うと、それに握手券が1枚ついてくるっていうシステムを、AKBが初めておこなったんだよね。」

よしと
「そうです。テレビの中の人が、本当に会えて話ができて身近な存在になりました。」
参加者Eさん
「ぼく、AKB新聞買ってました」
しんたくん
「AKB新聞?」
Eさん
「AKBの情報が載っている新聞です。「ぼくは当時宮城県の石巻にいたのですが、いつか会いに行きたくて新聞を見て楽しみにしていました。そのあと東京に行った時に秋葉原にあるAKB劇場に行くことができました。」

しんたくん
「おお、行ってた人いるんだー。」
「ぼくはperfumeを追っかけてたなー。1回のツアーで2,3回行ったりしてた。」
よしと
「ガチじゃないですか」
しんたくん
「そうそう。みなさん他に聞いてたアイドルいます?」
参加者F
「乃木坂46の西野七瀬さんとか好きでした。よく聞いてました。」
しんたくん
「このころになるとみんないろいろでてくるねー。」
30歳、いま
しんたくん
「そして2020年代。」
よしと
「……SNSの時代になるんですよね。インスタとかXとか、YouTubeもそうですけど。アイドル自身が発信する時代になりました。」
しんたくん
「ちなみに誰推しているの?」
よしと
「FRUITS ZIPPER ですね。聞いてください。」

FRUITS ZIPPER KAWAII LAB. より
しんたくん
「他にも皆さん推しているアイドルいます?」
参加者Fさん
「ぼくは、指原莉乃プロデュースの=LOVE(イコールラブ)です。最近、絶対アイドル辞めないでという曲がすごい好きで。」

Bさん
「イコラブは透明感があるんだよね、」
Dさん
「僕はAiScReam(アイスクリーム)が好きですね。」
AiScReam『愛♡スクリ~ム!』Music Video
Bさん
「ルビィちゃん!はーい!の」
しんたくん
「さすが…。今って、すごい数ありますよね。」
Bさん
「ノイミー、イコラブ、ミーアイとか、いろいろあります。」
よしと
「触れるチャンネルが増えた分、いろんな嗜好に合わせたアイドルが出てきてる。」
Bさん
「“推しは誰ですか”って普通に言える文化になったのも大きいですよね。昔はちょっと恥ずかしい感じもあったので。」
最後に
しんたくん
「みなさん、今日はどうでした?」
Aさん
「名前聞いても分からないけど、曲を聴くと“あ、これ知ってる”ってなるのが面白かったです。」
よしと
「自分、家で一人でいる時期があって。そのとき聴いてたのもアイドルの曲でした。だから共有できたのが、嬉しかったです。」
しんたくん
「自分以外にも、それぞれの推しアイドルがいるって実際に知れるのいいよね。今日はありがとうございました。」
なんぷらクラブハウスとは
よこはま南部ユースプラザ、通称「なんぷら」で毎週木曜日15時から行われるオンラインでも参加できるイベントです。
よこはま南部ユースプラザとは
キーワードは、「ひとりにさせない、抱え込まない…」
よこはま南部ユースプラザは不登校、ひきこもり等困難を抱える若者やその家族のための総合窓口です。また、若者が、具体的に一歩を踏み出すために、居場所への利用や講座、社会体験・就労体験、イベント、への参加を通して不足していた経験値を上げ、自信を取り戻すお手伝いをします。
