K2クラブハウス
2026年2月6日

【ネタバレ無し】『閃光のハサウェイ キルケ―の魔女』対談

編集部

登場人物

マサヒデ:ガノタ歴35年 キルケーの魔女初日に視聴済み。

しんたくん:ガノタ歴36年 観にいきたいけどなかなか時間が取れなくてウズウズしてる。閃光のハサウェイ小説版は青春だった。

「10点満点で9点」──前作を超えた瞬間

まさひでさん、もう観に行かれたそうじゃないですか。

行きましたね。

いいなあ。僕はまだで。前作は映画館で4回くらい観たんですけど、今回はもう一度行きます?

復習してから、もう一回行くかもしれないですね。

率直に、今作は10点満点で何点くらいでした?

前作が8点だとしたら、今回は9点ですね。
前半は正直、前作より評価低めだったんです。でも後半で一気に「あ、これは…!」って。
アニメオリジナル要素があって。

それ、もう聞かない方がよさそうだな……。

ぜひ何も知らずに観てください。
でも、今回ひとつだけ言っていいことがあって。

はっきりしたのは――
映画版『閃光のハサウェイ』は、映画版『逆襲のシャア』の続きだということです。

こちらは小説版「逆シャア」。映画とは違いがある。
映画版「逆シャア」本作はこちらのストーリーから続いている。

やっぱりそこ、重要ですよね。

小説版と映画版で、ハサウェイの行動が微妙に違うんですけど、今回の回想シーンは明確に「映画版」の動きでした。

チェーンとの関りとか、その辺ですよね。

そう。ただ、ここから先は踏み抜くので、今日はこのくらいで。

苦手なところ、好きなところ──ギギとミリタリー

ちなみに前に、「ちょっと苦手なところがある」って言ってましたよね。あれ、どこなんですか?

今回、ギギの描写が多いんですよ。引っ越ししたり、着替えたり、部屋を移動したり、そういう――いわゆる“オシャレ描写”が多くて。あそこがちょっと苦手でした。

えー、僕ギギ大好きなんだけどなあ。

じゃあ逆に、今回「これは良かった」っていうところは?

ミリタリー描写ですね。特に、船の中。

ああ、前作のラストでクスィーガンダムが収容された船。

そう。一見するとただの輸送船なんだけど、中にちゃんとモビルスーツを整備する設備が組み込まれてる。あの描写がすごく良かった。

前作では、逆さ吊りで整備するジオン式の描写とかありましたよね。

ありましたね。今回は軍艦じゃない。海に浮かんでる、民間船に偽装した船の上で、マフティのメンバーがわいわいしてる。

サークル感、というか。整備するジオン式の描写とかありましたよね。

そうそう。
学生運動っぽいノリも混じってる。でも、最新のアニメだから、描写自体はめちゃくちゃ細かくて、リアルで、綺麗なんですよ。

そのバランスが良かったと。

リアルに考えたら、「モビルスーツを運用する船」なんて現実には存在しない。
でも、“リアルっぽい”。この感じがすごく好きでした。

たしかに、今まであまり見たことないですよね。

あと、たとえば宇宙世紀ものだと、無重力を利用して、廊下の取っ手をつかんで移動したり、ハンガーでジャンプするとふわっと移動したりする描写があるじゃないですか。

あと、たとえば宇宙世紀ものでも今回は重力下だから、そういうのがない。ちゃんと歩く。そして、今回、南国が舞台なので、島々の海で、太陽が降り注いでて、塩風が漂う環境ってのもなかなかこれまでないシーンで新鮮でした。

南国リゾートとマフティ─ 雰囲気映画としての挑戦

前作でもリゾート感ありましたね。ホテルに行くまでの道、車窓の風景、ホテル内部。
すごく丁寧に描かれてる。このオシャレ描写が一般層にも刺さってるのかなと。

狙ってますね。
富野監督だったら絶対描かないような空気感。

雰囲気映画、って感じ?

綺麗な映像がずっと続く。その裏でマフティの活動が進んでる対比がすごく良い。
学生運動っぽいノリがちょっと気になりもしたんだけど、でも、ガチガチの組織にしたら、この話は成立しない。絶妙なバランスで収まってる感じですね。

何度もみたくなる仕掛け

正直、前作から作戦や移動は分かりにくいですよね。

今回は特に。どこにいて、次どこへ行くのか、ちゃんと把握してないと混乱する。
地図がサッと一瞬しか出ないし、オーストラリアのアップだったりして。「今どこ?」ってなる。

ファーストや逆シャアも、実は位置関係が分かりにくいですよね。ね。

でも今回はさらに分からない。会議が本当に開催されるのか、偽情報なのか。
それを見極める段階で、もう情報が錯綜してる。

何回か観る前提ですね。

そういう作品です。

誰のためのガンダムか──そして「観るべき場所」

今回のガンダムを一言で言うと?

今回のガンダムを一言で言うと?

前半は「オシャレ雰囲気ガンダム」。
後半は完全に「ガンダムオタクのためのガンダム」。

最初はBGV的な?
*「BackGround Video(バックグラウンドビデオ)」の略称で、環境映像や空間演出用の映像のことです。BGM(背景音楽)の映像版として、カフェ、店舗、ホテル、家庭などで雰囲気作りや癒やしを目的として流される、自然風景やアート映像を指します。 

ただ、最後は「どこが一般向けだよ!」ってなる。

劇場は選んだ方がいい? 

絶対に。
暗いシーンが多いので、IMAXレーザー以上推奨。
音響よりも、まず映像重視で。

IMAX特典もゲット

じゃあ、最後に一言。 

ネタバレを踏む前に、早めに観に行ってください。
これは劇場で観る作品です。

次回は、僕も見た後で、ネタバレ対談をやりましょう! 

編集部

K2インターナショナルグループから放たれた現代社会への刺客。書類上は七人で構成されていることになっているが、実態は謎に包まれている。組織のモットーは『節度ある暴走機関車』。