銀英伝の沼はキャラで深まる――推し語り編!

そもそも銀英伝って?
銀河英雄伝説(通称:銀英伝)は、1980年代に原作小説・OVAアニメ化された超本格スペースオペラ。
帝国 vs 同盟、専制政治 vs 民主主義、若きカリスマ vs 戦略家の理想主義者…
そんな銀河規模の対立と、100人超のキャラたちが織りなす重厚な群像劇が魅力!

久しぶり!今回は銀英伝トーク第2回!今回のテーマはずばり――
「推しキャラを語る会!」

自分はシェーンコップ推し!薔薇の騎士連隊の第13連隊長で、軽口も叩けばめちゃ強い。1人で1個中隊を倒せるってキャラを推薦しておきながら自分は「俺だったら1個連隊で倒せますけどね」ってやつね。だけど仲間思いで信念がある。正直、あの見た目と口調でめちゃくちゃ信用できる男ってズルくない?ギャップが熱いんよ。
軽口の奥にある戦士の誇りとか、部下への責任感とか…どれも沁みる。
あと声優、若本規夫さんのキレ味もヤバい。(※セルフで脳内再生可)


皮肉というか、ユーモアがたっぷりで言い方も声もいいから、 余裕がある感じでいいんだよね。すごくかっこいいなと思ってます。
「俺はね、グリーンメルスハウゼン。いぶし銀の老将!」
最初はただのボケ老人に見える。でも、終盤になると、ラインハルトに「貴族社会の闇リスト」を託すめちゃくちゃ重要なキャラになる。
「俺はもう戦えないけど、お前に未来を託す」っていう、控えめな後押しがめちゃ渋い。“老兵は死なず、ただ未来を託す”…みたいなセリフが似合いすぎる。。


俺は安定のメルカッツ提督ですね。
帝国側から同盟に亡命してくるという、筋の通った正義感と軍人魂がもう泣ける。
めちゃくちゃ信頼されてて、周囲がどうであっても「この人がいるなら安心」って雰囲気。
「名将とはこうあるべき」っていう理想像です。


あとキャゼルヌ准将も忘れないでほしい。戦場に出ないけど、軍の後方支援すべてを仕切ってる人。補給、経理、人事…全部やってる。しかも出世欲ゼロ。
でもちゃんと現場を見てて、ユリアンと娘をくっつけようとする“親心”がまたリアルなんです。
銀英伝って、こういう“縁の下の力持ち的なキャラ”もちゃんと描くから凄い。


あとキルヒアイスは外せないですね。
ラインハルトの右腕で、唯一対等にものを言える存在。
彼が死んだことで、ラインハルトは“加速してしまう”。
キルヒアイスが生きてたら…って思わせる描写がその後何度も出てくるから、
視聴者としてもずっと“彼の不在”を背負わされる感じ。



こうやって語ってると…ほんと、キャラそれぞれの「人生」が濃いんだよな、銀英伝。
どのキャラも物語の中で役目と終着点が用意されてて、
戦う理由も、悩む理由も全部リアルで、1人の人生に感情移入して観れる作品って感じ。
銀英伝って、“キャラの人生”を観る作品なんだよな〜。
誰一人、モブじゃないんですよ。ちゃんと“何のために生きてるか”があって、しかも死に方まで美しい」

正直、推しの死に慣れない。でも見終わると“その死に意味があった”って納得できるのがスゴい。

あと語らなきゃいけないのが、ナレーション!
屋良有作さんの渋い声で、100話以上の本編すべてに登場。
普通のアニメなら会話で済むところの「登場人物の心理」まで語ってくれる。
文章が声になってる感じ。
しかも次回予告での最後の決めゼリフ、「銀河の歴史がまた1ページ…」これが毎回沁みるんですよ…


一人一人のキャラについてここから深掘りしていきたいのですが、止まらなくなってしまうのでここまでにしましょう。
銀英伝の魅力は戦闘や政治劇だけじゃなく、1人1人のキャラがどんな立場でも、自分の信念を持って生きているところにあります。
観たことない方も、ぜひ第1話だけでも観てほしい。
気づいたら、“誰かの人生”を応援してる自分に気づくから。
「銀河の歴史がまた1ページ…」 皆さんの歴史にも加えてみてほしいです!
