K2紹介
2023年2月20日

生きづらさ、行きづまりを感じてる…これって自分だけ??と悩まず、K2集中相談会の「当事者セミナー」に参加してみて!

編集部

K2クラブハウス、K2マガジン、K2ホットライン。

2022年の12月から続々とオープンしたK2のオンラインコミュニティ事務局が、開始3ヶ月で事務局が感じていることは、ずばり、

「世の中生きづらい!めっちゃしんどい…しんどすぎる…!」

「楽しみながら新しい生きかた、はたらきかたを探すためのコミュニティ」
なーんてスタートした我々ですが、すでにK2につながっている若者たちと、そうでない若者の違いを痛感した3ヶ月。


特にK2ホットラインに問い合わせをしてくれた若者たちが、働く、暮らす、ささやかな楽しみや幸せを持つ、そうしたことから、縁遠くなっている若者の多いこと。

「働きたくても働けない。」
「働けないことを怠けていると言われて苦しい。」
「働いていてもしんどい、心を痛めてしまう。」
「周囲の大人からも理解してもらえない…。

これ、彼らに何か落ち度があったり、怠けているだけなの?

世の中に居場所がなくて、病んでしまい、消えてしまいたいような気持ちになるのは、彼ら自身のせいなのか。否、 そもそも選択肢の少ない、自由度の低い人に、自己責任論を押しつけることはできない。

こんな声もある。

「就活したくても、病院行きたくてもお金がない。」
「学校に行きたくても借金をしなくちゃ、とても行けない。」

世の中がぜんぜん若者に優しくない。
若者を受け入れる環境、つまり社会の側に、若者が安心して、自立や目標に向けて、希望を持って参加できるだけの余裕がないからに過ぎないのではないだろうか。

世界情勢もこの1年でどんどん悪化している。近くの国は独裁国家ばかり。
政府は軍拡のための閣議決定を乱発している。
自衛隊に18歳未満の若者の情報が自動的に渡る自治体まで出てきた。
春に高校卒業した若者が、気がついたら夏には戦場に立っているかもしれない。

このまま行くと、早晩、マジでチープでハックなサバイバル術が活かされてしまうような世の中が来るんじゃないか?
ダメだ、そんな世の中はまさひでしか生き延びれない!冗談じゃない!!

世の中が行きづまっているから、生きづらい。
世の中が若者のことなんて、気にもしていないから、寂しい。
生きづらさは若者の中にはない、環境の中にある。
ホットラインにつながる人たちは、社会からこぼれ落ちそうになって、切実さしかない。
若い、いちばんエネルギーのあふれる時期に、生きる実感ではなく、生きていける気がしない実感しかないなんて。

みんながそれぞれ、一人の部屋で、絶望しそうになっている。
なんという孤立、なんというディストピア。
これもアポカリプスに向かうひとつの階梯なのでは…。


K2グループの多岐に渡る活動の神髄は、「つながる つながろ支援」だ、という言葉がある。
課題や生きづらさを解決するのではなく、修正するのでも、よくなるように指導するのでもなく、若者たちが、生きづらさを抱えながらも、この先長い人生を、自立して、楽しく生きていくためには、まず、つながろうということ。
その為に何が必要か、という模索の中、共同生活や就労訓練の場が作られていった。
課題を抱えながらも、そこで生きなおし、成長しなおしてきた若者たちが、つないできたコミュニティ。

それは35年という時の輪であり、関わる多くの人の輪の螺旋でもある。
規律により管理され、支援され、育成されるというような営みではなく、もっと浅く広くゆるやかで、でもたしかにつながっている、共感のコミュニティ。

生きづらさを抱えているからK2につながった

という言葉もある。行き詰まって、しんどいからこそ、つながっている間に、取り巻く環境がちょっとずつ変わって、何とかなっていたりする。

実際に、そんな風にして、K2につながった多くの若者がいる。
生きづらいままに、なんとか生きのびることができたその足跡を辿る、それがK2の当事者セミナーなのだ。

当事者セミナー「今こそ つなぐ つなげる つながろう」

次回、集中相談会の当事者セミナーではまた別の複数のメンバーが生きづらトークを繰り広げる予定だ。メンバーも、昔のことを話すのは辛くないわけではない。しかし、自分が苦しかった時のことを、今だって大変だけどなんとかなっていることをシェアすることが、かつての自分が感じたような、誰かの希望になる。そういう思いで、協力してくれているのだ。

騙されたつもりで、ぽん、と違う世界線にジャンプする仕掛けに乗っちゃえば、今まで平行宇宙だと思っていた、思いもかけない場面転換が起きて、違う舞台の幕が上がるかもしれない。

先行く人の絶望をのぞき見ることで、希望を持つきっかけになれたら、その痛みは甲斐あるものになるでしょう。

集中相談会への申し込みはこちら。

希望する方は、当事者セミナー参加希望にチェックをお忘れなく。
共同生活に興味を持った人は、個別相談(要予約)もできます。会場でお会いしましょう。

編集部

K2インターナショナルグループから放たれた現代社会への刺客。書類上は七人で構成されていることになっているが、実態は謎に包まれている。組織のモットーは『節度ある暴走機関車』。