K2紹介
2025年7月30日

パン屋のオヤジ的「リベイク」のすすめ

Kaya

こんにちは!パン屋のオヤジの中の人、ことスタッフKayaです!

 

今回もどどっと間が空いてしまいました。毎日とんでもなく暑いですね!

というか、6月から、ずっと、暑いですね!!!

日本の美しい四季は失われてしまったのだ…よよよ

寒すぎるより暑すぎるのが苦手なパン屋。

やっぱり暑いとこう、つるっとした麺とかの方が食べたくなりますよね。

でも、朝はパン!っていう人も多いのでは?

とはいえ、うちのパンはほとんどがコッペサンド。

朝8時から開けてはいるけど、朝から買いに行くのもなんだか微妙だし、前日に買っておくのも傷みが気になる…という皆さまへ。

今回は、パン屋のオヤジが満を持してお届けします。リベイクのすすめ!

私のやり方は、ずばり、冷凍です。

うちのコッペサンド、冷凍しても美味しくいただけます…!(どーん)

とはいえ、うちのパン、けっこうクセ者なんです。ふわっふわのコッペに、ぎっしり詰まった具材。

がっつり系のお惣菜コッペに、どっしり系の甘いコッペ。

見た目も派手だし、食べごたえもばっちり。

そう、いわゆる“冷凍に向いてないパン”っぽい仕様なんです。

「パンがぐにゃっとしちゃいそう…」

「衣がべちゃべちゃになるんじゃ…?」

そんな声が聞こえてきそうですが…でも、意外と、いけます。

しかも、美味しくいけます。

基本の冷凍方法は、とってもシンプル。

食べきれなかったコッペサンドを、ラップやジップロックでぴっちり包んで、冷凍庫にIN。

できれば当日中に。空気はなるべく抜いて。食べるのは2週間以内が目安です。

で、ここからが本題。どうやって“美味しく”戻すか。

まずは王道のやり方:

1.そのままままレンジでふんわり解凍(600Wで30秒〜1分)

2.トースターかオーブンで軽くリベイク(2〜3分、アルミかぶせると◎)

3.最後にアルミを外して、表面を1〜2分焼いて仕上げ!

これで、外はカリッと香ばしく、中はホカホカ&しっとり!

パンの香りとともに、湯気がふわっと立ち上がるあの瞬間――たまりませんよね!

でもでも、すべてのコッペがこの方法でバッチリかというと…そうでもない。

チーズ系、タルタル系、フライ系なんかはちょっとひと工夫が必要です。

そこで登場!パン屋のオヤジ的裏技――

フライパンでつくる“パニーニ風リベイク”!!

やり方はとってもかんたん!

1.パンをラップごとレンジで解凍(600Wで30〜60秒)

2.フライパンを中火で熱し、油かバターを少しだけ

3.パンを置いて、フライ返しなどで上からぎゅーっと押し焼き

4.ひっくり返して、反対側も同じくぎゅーっと!

5.チーズとかをちょい足しして焼いたら、もう最高!

「えっ、パン潰れちゃうじゃん!」って思った方、

それがいいんです。潰すとうまい。パニーニってそういう食べ物ですから!

カリッと香ばしい外側に、とろけた具材がジュワ〜。

焼きたてとはまた違う、“別のごちそう”の完成です。

しかも、朝ごはんにぴったり。

冷凍庫から出して、解凍して、焼いて、5分ちょっとで完成!

コーヒーと一緒に食べたら、それだけで立派な朝のごほうびになります。

いまや、パンの冷凍&リベイクは当たり前になってきましたが、あえて言いたい。

うちのコッペサンド、冷凍してもいけますよ!!

もちろん、パン屋としては焼きたてが一番美味しいと思ってます。でも、買ってくださったあとに、どうやって楽しんでもらえるかまで考えるのって、パン屋としては、めちゃくちゃうれしいことなんです。

是非一度、食べきれないけどこれも食べたい!なメニューも沢山買っていただき、リベイク、試してみてくださいね!

次回は、秋のイベント情報あれこれ!それではまた!

Kaya

ある時はオフィスレディ、ある時はパン屋のオヤジの中の人、その正体は人よりちょっぴりたくさん食べる、元文学少女(諸説あり)。純然たる米派、和菓子派だったがパン屋に入るようになってから完全に嗜好も小麦に浸食されつつある。たまにハードめのパンが食べたくなって他店に浮気しているのはここだけの話。